フィリピンのセブ島は英語留学が有名です。日本以外のアジア諸国(中国、台湾、香港、韓国など)からも人気が高く、色々な国の人がセブ島に英語を学びに来ています。
フィリピンは英語が公用語でもあるため、英語の先生がたくさんいるのです。
しかしフィリピンにはフィリピン語であるタガログ語も存在し、日常的には皆タガログ語を話しています。つまり彼らは純粋な英語のネイティブではないのです。
では何故みんなわざわざフィリピンに留学に行くのでしょうか?
ネイティブから直接学んだ方が有益なんじゃないでしょうか?
今回はこれらのことを含めてセブ島に留学するメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。
セブ島に留学するメリット6
日本から近い
日本から約5時間ほどのフライトでたどり着けるセブ島は英語留学できる国の中では一番近いのではないでしょうか。極端な話ですが、金曜の夜から行って日曜日の夜に帰ってくるような弾丸旅行も可能な距離です。
アメリカやイギリスが近くにあるなら話は変わってきますがどちらも本土は日本からかなり遠く、距離的にもフライト料金的にも気軽には行けません。
物価が格安
フィリピンの物価は日本と比べると全てが激安価格で、それは留学費用においても同じことが言えます。ざっくりですが僕のケースを例に挙げると、「3ヵ月間、4人部屋、3食付き、授業1日8コマ」で38万円くらいでした。
日用品はもちろん、食事、服、タクシー、マリンスポーツやアクティビティに至るまで何もかもが安いです。
人件費も安いため基本的に授業はマンツーマンで行われることが多く、かなり贅沢だと思います。僕は1日の授業8コマ中の7コマはマンツーマン授業をとっていました。
マンツーマン授業
これはセブで留学する最大の魅力と言ってもいいかもしれません。日本でマンツーマンの授業を1日中受けようとするととんでもない金額になりますが、セブならそれも夢ではありません。
先生は完全に自分のレベルに合わせた授業とペースを保ってくれるため、英語が全く話せない人にとっても、中級者くらいの人にとってもかなり魅力的な点だと思います。
特に全くの英語初心者の人は自分の英語に自信が持てず、他人の前で話すことに抵抗があるかもしれません。しかしマンツーマン授業ならば相手は目の前の先生だけです。個室でじっくりと自分に必要なことをだけに集中して勉強ができます。
馴染み深いアメリカ英語
日本の英語教育はアメリカ英語です。なんとなく中、高生までやってきたという人もアメリカ英語を勉強してきています。
そんなに違うの?と思う人もいるかもしれませんが、そんなに違います!
どちらの英語が優れているとかはありませんが、昔から勉強してきた馴染みあるアメリカ英語の方がスッと入ってくると思います。
フィリピン人の人柄(先生たちの人柄)
どこかラテンなノリのあるフィリピン。先生たちは基本的にニコニコしていて明るい性格の人たちが多いです。
もちろん人にもよりますが、生徒たちの大半は先生と連絡先を交換するくらいに仲良くなるケースがほとんどです。それくらいに社交的な人たちが多いので、どんより静かにというよりはにこやかで楽しい雰囲気の授業が多いと思います。
海が最高
最後は勉強とは関係がありませんが、セブは綺麗な海とビーチが有名です。正確にはセブ島の周りにある島々の海やビーチが超絶に美しいのです。セブ島からフェリーで1時間も行けば島々にはたどり着けますので、たまには勉強の息抜きとして綺麗な海で思い切り羽を伸ばすのも良いと思います。
たくさんのマリンアクティビティも揃っており、もちろん全て格安で利用できます。僕は個人的にセブ島のダイビングは世界最安値だと思っています。
セブ島に留学するデメリット6
治安
フィリピンにおける物騒な出来事はたまに日本でも報道されることがあります。普通に生活していれば何も怖いことはありませんが、日本と比べるとやはり物騒な国になると思います。
もっとも日本の治安が良すぎる、安全過ぎるが故に日本人は海外で無防備になりがちです。常に気を張っている必要はありませんが、夜の外出や繁華街に出かける際には注意が必要です。
不衛生
綺麗なビーチや海から爽やかなイメージを持たれるセブ島ですが、実際に学校のあるエリアは海辺ではなく街の中です。
セブの街は日本と比べると、一部を除いて基本的に汚いです。下水の匂いが漂っているゴミだらけの川があったり、野犬がウロウロしているような場所もあります。
街の屋台や食堂、特に生モノには気を付ける必要があります。水道水も飲むとお腹を壊す可能性があります。
ご飯が不味い
セブ島のご飯は残念ながら美味しくありません。学校によってはかなりクオリティの高いところもあると聞きましたが、普通のレストランではそこまで美味しいものには出会えません。
もちろん全てのご飯が不味いわけではなく、中にはとっても美味しいお店もあります。日本のようにあれもこれもなんでも美味しいという感じではなく、ハズレを引く可能性が少なくないという感じです。
学校の当たり外れ
一番気を付けたいのがこの部分です。セブ島には学校が山の数ほどありますが、それぞれに特徴があり性格があります。
それらが自分と上手くマッチしていないと、せっかくの貴重な時間とお金がむだになってしまいます。
僕の場合はかなりリサーチしたお陰もあり、かなり有意義な留学生活を送ることができました。しかし中には学校に合わず辞めていってしまう人や、退学になってしまう人たちがいました。
セブ留学をボロクソに言っている人の多くはそういった経験からなのだと思いますが、しっかりと下調べ(資料を見たり、説明会に参加したりなど)をしていれば避けることのできた失敗です。
クラスメイトと先生の質
セブ島に英語を学びに来る人たちは英語力がかなり低い人たちが多いです。かくいう僕自身もセブに留学した際は英語が全く話せませんでした。そして周りのクラスメイトたちも9割くらいが「なんとか意思疎通ができるかな」レベルでした。
さらにフィリピン人の先生たちも英語のネイティブというわけではありません。タイトルには「先生の質」という書き方をしましたが、先生の質それ自体はとても高く、発音もキレイです。ただネイティブスピーカーと比べると、当たり前ですがどうしても開きがあります。
そこそこ英語を話せる人や、ネイティブから本格的な発音を学びたいという人は、セブでの留学はかなりしっかり学校を調べてから行く必要があります。
友達同士での英会話は時に授業よりもためになりますが、それは同じ英語レベル以上でないと一方的にコチラが教えてあげるだけになりかねません。
逆に僕の様な英語力ゼロ、又は自信のない方は学校探しもしやすいのかなと思います。
誘惑が多い
セブ島は誘惑だらけです。特に海やビーチ、マリンアクティビティや観光の誘惑は勉強と上手くメリハリをつけないといけません。
近くの島々には絶景が楽しめる場所がたくさんあり、物価が安いために日本では躊躇するような価格のダイビングやフェリーを使ったアイランドホッピング、その他様々な誘惑を程々にする自制心が必要です。
全く何もしない、どこにも行かないというのも寂しいですが、遊びがメインになってしまうとせっかくの格安留学が高い観光へと様変わりしてしまいます。
最後に
セブ島にはたくさんの留学先、イングリッシュアカデミーがあります。たくさんあり過ぎてどこを選べばいいのか、どうやって選べばいいのか分からなくなってしまう人もいるかもしれませが、とにかく納得のいくまで調べまくることをオススメします。
せっかく貴重な時間とお金をかけて行くのですから、学校選びの下調べは入念に行いましょう。
そして少しでも気になる学校を見つけたら連絡して質問してみたり、資料請求や説明会に参加してみることをオススメします。多くの場合それらは無料なので、やって損はないと思います。
オススメの学校をまとめているので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!