これからフィリピンを旅行してみようという人に、フィリピンの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。
フィリピンの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。
初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。
フィリピンという国(物価と暮らし)
今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、フィリピンに関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。
衣
フィリピンの服はめちゃくちゃ安いです。
1,000円もかけずに上から下まで揃えることができます。セブにある有名な「コロンストリート」という場所がさらに激安で服を叩き売りしているエリアなので、地図を置いておきます。
食
道端に並ぶ屋台やローカルレストランでは一食数百円で楽しむことができます。
これもセブなのですが、オススメのレストラン「ランタウ」の地図を置いておきます。このレストランは海辺のお店と山頂の2店舗あるのですが(3店舗目もあるらしいです)、僕のオススメは山頂のランタウです。セブの街を見下ろすことができて、夜は夜景も綺麗です。
住
フィリピンはホテルも安いです。
普通のホテルも安い上に、ゲストハウスやホステルといった安宿もかなり充実しています。
ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、マニラで1番安い部屋は1泊325円でした(※2020.03.04)。
下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。
海外ホテル検索、Booking.comビックマックの価格
世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。
フィリピンのビックマックは142ペソです。日本円で約302円(2020.03.04)です。
The Economist
日本のビックマックが390円なのでハンバーガーから見るフィリピンの食の物価は安いと言えるでしょう。
その他のデータ
人口:1億1千万人【2020年次】
失業率:4.5%【2019年10月、四半期】
観光収入:76億USD(約8,165億円 ※2020.03.04)【2018年次】
入国者数:76万人【2019年12月次】
CEIC
フィリピンの治安
フィリピンの治安は世界で134第位です。
これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。
ちなみに日本の順位は第9位です。フィリピンは日本よりもランキングが125つも離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。
実際の犯罪被害
歓楽街を歩行中,2~3人組の男に拳銃で脅され,または複数の少年に取り囲まれ,財布やバッグを奪われる事件や,通勤時に,勤務先近くの路上で銃器を持った犯人に待ち伏せされ,多額の現金の入ったバッグを奪われる事件,乗り合わせたジプニー(乗り合いバス)で,拳銃を持った複数の強盗に襲われる事件,歩行中に後方から走り寄ったオートバイの二人組にハンドバッグ等をひったくられ,転倒して怪我をする事件などがあります。
外務省
ショッピング・モール周辺や観光地や公園を散策中,現地人風の男女から,「日本に家族がいる」,「観光案内してあげる」,「日本語を勉強したい」等と声をかけられ,一定時間行動を共にしたあと,勧められた飲み物や食べ物を口にして,意識を失っている間に所持していた金品を奪われる
外務省
タクシーに乗車した邦人が,運転手や,停車中に乗り込んでくる人物(運転手の仲間とみられる人物)により強盗被害に遭う例が散発的に発生しています。
外務省
防犯対策
・貴重品はポケットに入れない
・夜間は不必要に出歩かない→出歩いても常に警戒心を持つ
・初めて出会った人を安易に信用しない
・安易にスマートフォンや財布を机の上などに置かない
・財布を別に用意して、最悪盗られても良いものを普段使いする
・財布、金銭に干渉してくる輩には警戒度をMAXにする→日本円見せて、カード見せて、換金してなどはみんな詐欺
・女性一人でのタクシー利用はなるべく避ける。特に夜間は危険。
・男性の場合でも,例えば,深夜に一人で郊外へ行くような場合には,タクシーの利用は避ける。どうしても深夜に乗る必要がある場合には,最寄りの警察派出所に赴き,タクシーを呼んでもらう。
あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚作っておきましょう。
オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。
エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。
外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。
主な観光地
Manila/マニラ
過去と現在が交錯する街、メトロマニラ
Cebu/セブ
世界有数のリゾートアイランド
Bohol/ボホール
幻想的な景観を誇る美しい島
Boracay/ボラカイ
真っ白なビーチを赤く染めるボラカイサンセット
El nido/エルニド
日常を忘れることのできるリゾートエリア
Banaue/バナウエ
ライステラスは世界遺産のツーリスト・スポット
参考:フィリピン観光省
上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがありますが、これだけでも観光地のほんの一部にすぎません。
フィリピンを旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。
フィリピンの食べ物
・シニガン:魚介類や肉類などとたっぷりの野菜を煮込んだ具だくさんのスープ。タマリンドからとった酸味がさっぱりとした味わいをつくり出してくれる。
・レチョン:お祭りごとには欠かせない豚の丸焼き。レモングラス、玉ねぎ、にんにくなど様々なハーブを詰めた豚をじっくりと焼き上げたもの。
・アドボ:豚肉または鶏肉の煮込み。フィリピンの代表的な家庭料理で、にんにく、酢、しょうゆやこしょうなどで煮込んでおり、家庭ごとに味が違う。
・ハロハロ:フィリピンの代表的なデザート。「まぜこぜ」という意味のかき氷は、甘く味付けのされたフルーツや豆にかき氷をかけ、練乳やアイスクリームをトッピングしていただく。
・ルンピア:春巻き。3種類あり、ひき肉や魚などと野菜を包んで揚げた“プリト”(揚げ)、野菜のソテーなどを生春巻きで巻いたサリワ(フレッシュ)、また具を巻かずにご飯などといただくフバッド(オープンスタイル)がある。
・イニハウ:魚や海老をなどの新鮮な魚介類を炭火で焼いた料理。
・パンシット:フィリピン風そば。パンシット・カントンは焼そば。パンシット・ビホンはビーフンや春雨に近い。
・カレカレ:牛肉の内臓や豚肉、野菜をピーナツ・ソースで煮込んだもの
・バルート:孵化寸前のアヒルの受精卵をゆでた珍味。
・メチャド:フィリピン風シチュー。
・メラブラブ:フィリピンの代表的なハタ科の魚。白身の魚でさまざまな調理法がある。
・キニラウ:酢でしめた、フィリピン風の刺身。
・カラマンシージュース:カラマンシーは日本のきんかんに似た果物。温かいジュースと冷たいジュースがある。
・サンミゲルビール:フィリピンの代表的なビール。
参考:フィリピン観光省
実際に訪れてみて
フィリピンは全体的に陽気で人懐っこい人たちが多い国でした。
女性も男性も明るくて、常夏の国らしい国民性に感じます。
旅行の際のアドバイスや感想をいくつか箇条書きしました。
・大手ハンバーガーチェーンが勝てない「ジョリビー」というフィリピン人に愛されしファストフード店のスパゲティは甘くて賛否両論。
・フィリピンを走り回るジプニーを乗りこなせると交通費がかなり節約できる。
・セブ島は海が最高なイメージがあるが、実際にはその周りの島々の方が最高。セブ島自体の海のレベルはそこそこなので、周りの島々を攻めるのがオススメ。
・特にオススメなのは「カモテス」という離島。夜のビーチで海をかき混ぜるとプランクトンが光を放ち、まるで星屑を拾い上げているよう。
・良い国だが、意外と物騒なので夜間の行動は計画的に。
・ダイビングライセンスは僕の知る限り世界最安値で取得可能。
・英語留学も僕の知る限り世界最安値でオススメ。
セブでの英語留学についてもまとめているので↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!