ホームシックという言葉はよく聞きますが、旅行中毒者は日本にいる間は「海外シック」に苦しむことになります。
なんだそれはと思う人もいるかもしれませんが、実際に日本を飛び出したくて仕方ない、旅をしたくて堪らない!という人はたくさんいます。
僕も海外旅行は大好きですが、今の所そこまで酷い「海外シック」には陥らずに済んでいます。それでもふとした瞬間に旅が恋しくなることは少なくありません。
今回はそんな風に、日本にいて旅をしたい気持ちに駆られる瞬間を6つご紹介します。
ロードムービーを見たとき
旅をテーマにした映画はたくさんあります。道中の美しい風景を観ていると、こんな狭い部屋でジッとしていないで一刻も早く飛行機に飛び乗りたくなります。
旅人と話すとよく旅を題材にした映画や本の話になります。お互いにオススメし合ったりするのも醍醐味の1つです。
ロードムービーに憧れて旅をしている人も珍しくありません。「ザ・ビーチ」を観てビーチ巡りをしている人や「イージーライダー」を観て実際にハーレーでアメリカを旅したことのある人にも会ったことがあります。
ちなみに僕のオススメは「イントゥ・ザ・ワイルド」です。割とベタですが最高に好きな映画です。観たことない人は気持ちが静かな時に観ることをおすすめします。明るく楽しいタイプの映画ではありませんからね。
音楽で旅の記憶が蘇ったとき
音楽はその時によく聴いていた頃の記憶を呼び戻すので、海外でよく聴いていた音楽を聴くとその国の風景やバスからの景色、現地の人たちとのコミュニケーションなどがドッと頭に蘇ります。
僕はこの感覚が大好きなので、旅先で意図的にこの状況を作り出す準備をしています。
どういうことかというと、国ごとにプレイリストを作ったりアーティストを決め、それだけを聴くようにしています。そうすると国ごとのテーマが自分の中で出来上がります。
例えば僕にとって「Aviciiはインド」「ONEREPUBLICはハンガリー」「The fat ratはネパール」といった具合にそれを聴けばその国のことが音楽と共に脳内再生されるのです。
面白いのでかなりオススメです。
アジアン雑貨屋で異国の香りを感じたとき
雑貨屋の商品を見て周っているときにも異国を感じますが、特に感じるのはそこにおいてあるお香やキャンドルのフワッとした香りです。
お香はアジアの雑踏を、キャンドルはヨーロッパのクリスマスマーケットを感じます。お香もキャンドルも火がついていなくても、それ自体のほんのりとした香りで十分異国を感じることができます。
テンションが上がるのが、自分が海外のマーケットやお店で目にしたものが日本の雑貨屋に置いてあるのを見かけた時です。大抵は現地の値段よりも高くなっていますが、中にはかなり日本の相場からしたらかなり安いものも売っていることがあります。
逆に見たことのにモノの産地が、以前訪れたことのある国や地域だと何故か悔しい気持ちになります。
日本風のエスニック料理を食べたとき
日本にある多くのエスニック料理は手加減されています。香草を少なめに、辛さも控えめに、しょっぱく味付けて日本風にしています。
そんなエスニック料理は実のところ最高に美味しくて、現地のものよりも美味しいのではないかと思う事もあるほどです。ですが、どこか物足りなく感じることもあるのです。
本場で食べるガツンとクセのある味付けの料理を欲してしまうのです。そこには現地の雰囲気も料理に大きく貢献しています。振り払わなければならないハエや虚ろな目で見つめてくる汚い犬といったマイナス要素もありますが、そんなカオスな状況でエスニックな味覚に戯れるのも旅の醍醐味です。
寒いとき
冬にちゃんと寒いというのは四季のある日本の特徴ですが、南国大好きな僕はこれがかなり辛いです。
今回、数年ぶりに冬の日本を味わっているのですが、既に心が折れて布団とこたつから出ることができません。
逆に寒い国ばかり旅していたら、日本が夏の時には冬の国が恋しくなるのでしょうか。
慣れない寒さに震えながら旅したい気持ちを抑え、おせち料理をモチベーションにこの冬を越そうと思っています。
SNSのみんなの投稿を見たとき
僕はSNS小僧なので毎日みんな投稿を見たり発信したりしています。基本的に旅関係の人たちとの繋がりが多いので、SNSを開くたびに「旅したい欲」を刺激されています。
自分の行ったことのある場所の写真を見つけるとなんだか親近感が沸き、それと同時に懐かしさも沸き上がります。
自分の行ったことのない場所の写真をみつけると、自分の気に入るような場所だったら国名やその場所を教えてもらったり調べたりします。
もはや世界中で行けない国や地域の方が少ない時代ですので、自分がその気になりさえすればどこにでも行けるのです。
SNSで見かけた行きたい場所をメモに残し、実際に辿り着いたことが何度あったことか。今年行ったスリランカのシギリアロックは、ニュージーランドのワーキングホリデー中にツイッターの投稿で見つけた場所でした。
最後に
旅をしていないとき、日本でじっくり次の旅の計画を練る時間も楽しいです。僕はあまり細かく旅程を練るタイプではありませんが、ざっくりと次回の旅の大枠を考えたりしています。
旅先の決め方も人それぞれで中々興味深いのでまとめてみました。↓↓をどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!