【旅行の予習】インドネシアという国について【治安、物価、観光、食】

インドネシア編

 これからインドネシアを旅行してみようという人に、インドネシアの魅力をできるだけ分かりやすく説明することを目的にした記事になっています。

 インドネシアの治安、観光地、食べ物、物価や人々の暮らしに焦点を当て、実際に訪れて感じたことやアドバイスをご紹介します。

 初めての異国における「旅行の予習」として目を通して頂ければ幸いです。

インドネシアという国(物価と暮らし)

 

 今回は旅行における衣食住という視点で比較してみました。衣食住の比較の後には、インドネシアに関するデータをいくつか集めてきたので紹介しています。

 インドネシアはピンキリですが安い衣服もたくさんあります。

 全身1,000円くらいで収めることもできなくはないですが、お洒落に好きな服を揃えたいとなると物価の割に高くつく印象です。大型のデパートなどに入っている服屋さんは日本のものとあまり価格差がにようにも感じました。

 道端に並ぶワルンと呼ばれるローカルレストランや屋台で、一食数百円で楽しむことができます。

 例えばインドネシアでは以下の写真のものが20,000ルピア(143円 ※2020.03.12)くらいで楽しめます。

ミーアヤム

 インドネシアはホテルも安いです。普通のホテルも安い上に、ゲストハウスやホステルといった安宿もかなり充実しています。

 ホテル比較サイトのブッキングドットコムで調べてみたところ、ジャカルタで1番安い部屋は1泊383円でした(※2020.03.12)。

 下にスクリーンショットとブッキングドットコムの公式サイトを貼っておきます。

海外ホテル検索、Booking.com

ビックマックの価格

 世界中にあるマクドナルド。その代表的なハンバーガーの「ビックマック」の価格はその国の物価を知るための一つの指標として使われることがあります。

インドネシアのビックマックは33,000ルピアです。日本円で約236円(2020.03.12)です。

The Economist

 日本のビックマックが390円なのでハンバーガー(食費)に関しては日本と比べるとかなり安いことが分かります。

その他のデータ

人口:2億6420万人【2018年次】

平均月収:183USD(約18,982円 ※2020.03.12)【2019年次】

失業率:5.28%【2019年次】

観光収入:156億USD(約1兆6181億円 ※2020.03.12)【2018年次】

入国者数:127万人【2020年1月次】

CEIC

 

インドネシアの治安

 

 インドネシアの治安は世界で第41位です。

 これは「The Institute for Economics & Peace」という機関の「Global Peace Index Rankings 2019(世界平和度指数ランキング)」が発表した順位です。

 ちなみに日本の順位は第9位ですインドネシアは日本よりもランキングが32離れており、治安に関してはそのくらいの差があるという事を頭に入れておきましょう。

実際の犯罪被害

スリや置き引きは,繁華街,デパート,トランスジャカルタ等の市内バス,列車の中,路上及び歩道橋等で被害に遭う事例が多く,歩行者に話しかけるなど,気を引いている間にポケットやカバンの中から財布などの貴重品を盗み取ろうとする手口が横行しています。

外務省

深夜・早朝便を利用するため市内をタクシーで移動中などに,警察官や入管職員を名乗る者からパスポート・身分証明書などの原本の提示を求められ,応じられない場合,法外な金銭を要求されるケースが見られます。警察当局によると,路上で外国人の身分を確認することはありますが,その場で罰金を徴収するケースは基本的にないとのことです。このような場面に遭遇した場合は,身の安全を第一に考えながら,対応した警察官等の名札,公務員番号,パトカーの番号を控え,金銭を支払った際には領収書を要求するようにしてください。

外務省

地域独特の慣習があり,人前で叱責され,恥をかかされた者が,怨恨による傷害・殺人事件を起こすことがあります。地元の人と接する際,人前で叱責するなどの誤解を招くような言動をしない等の注意をする必要があります。

外務省

防犯対策

・貴重品はポケットに入れない

・夜間は不必要に出歩かない→出歩いても常に警戒心を持つ

・初めて出会った人を安易に信用しない

・安易にスマートフォンや財布を机の上などに置かない

・財布を別に用意して、最悪盗られても良いものを普段使いする

・財布、金銭に干渉してくる輩には警戒度をMAXにする→日本円見せて、カード見せて、換金してなどはみんな詐欺

・女性一人でのタクシー利用はなるべく避ける。特に夜間は危険。

・男性の場合でも例えば、深夜に一人で郊外へ行くような場合には、タクシーの利用は避ける。どうしても深夜に乗る必要がある場合には、最寄りの警察派出所に赴き、タクシーを呼んでもらう。

 

 あまり考えたくはないですが、被害に遭遇するかもしれないと考慮に入れて保険をかけておくことも重要です。短期間の旅行であればわざわざ海外保険なんかには入る必要はありませんが、せめて海外保険が自動でついてくるクレジットカードを一枚持っておきましょう。万が一の備えになります。

 オススメのカードを一枚ご紹介しておきます。

 エポスカードの公式サイトです。年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯してくるので作っておいて損はないのかなと思います。

 外国での盗難対策についても詳しくまとめているので↓↓をどうぞ。

 

インドネシアの主な観光地

 

スマトラ島

 インドネシアの西端に位置するスマトラ島。豊かに茂る熱帯雨林、珍しい動植物、それぞれに伝統のある多民族、きらめく白い砂浜と壮大な火山…。多彩な魅力が、訪れる人を楽しませてくれます。

 

バリ島

 インドネシアの中で最も有名な観光スポット。人々は独特の宇宙観を持ち、毎日神々を敬い、儀式を生活の中心においています。その儀式は独自の芸術として花開き、多くの人々を魅了しています。

 

カリマンタン

 ボルネオの名でも知られるカリマンタンの南部、約55万km2がインドネシアの領土です。カリマンタンとは“ダイヤモンドの川”という意味があり、貴金属や宝石が豊かで、島の先住民であるダヤック族の文化にも取り入れられています。

 

ジャワ島

 首都ジャカルタを抱えるジャワ島。ジョグジャカルタ周辺の遺跡、中部ジャワのディエン高原や東ジャワのブロモ山のように未開を想像させる荒涼たる大自然など、有名な観光の拠点も数多くあります。

 

スラウェシ島

 カリマンタンとモルッカ島の間に浮かぶスラウェシ島。蘭の花に似た珍しい形は、古代大陸の衝突によるもので、アジア区とオーストラリア区の生態系に属する動植物が混在する、不思議な生態が広がっています。

 

西ヌサトゥンガラ

 ヌサトゥンガラの西部分。バリ島とロンボク島の間に、動植物群の生態系を分けるウォーレス線が通っていることは有名です。また、ダイビングやスノーケリングを楽しみたい人にも人気です。

 

東ヌサトゥンガラ

 東西の長さ1300km、550の島々が連なる大群島の東側には、「花」という名を持ち豊かな自然が残るフローレス島、コモドドラゴンが生息するコモド島、白檀の島として有名なスンバ島などがあります。

 

パプア

 世界で二番目に大きいニューギニア島の西半分を占めるパプア。未開のジャングルも多く、ダニ族をはじめとする、マレーインドネシア人とは異なる外見、文化や言語を持つ多様な民族が暮らしています。

 

マルク諸島

 広大な海原に1000以上の島々が散らばるマルク諸島。グローブとナツメグが採れることから、スパイスアイランドと呼ばれ、インドや中国、アラブ、ヨーロッパとの貿易が行われてきました。

参考:インドネシア共和国観光省

 

 上記に挙げた場所にはそれぞれにたくさんの観光スポットがあります。

 インドネシアを旅行する際には目的別に行き先を決めるのが良いと思います。

 

インドネシアの食べ物

 

・Rendang Daging(ルンダンダギン)
 牛又は時折は鶏肉、マトン、水牛の肉、カモ肉、ジャックフルーツ、野菜などを使用した煮込み料理です。

ルンダンダギン

 

・Dendang Bakado(デンデンバラド)
 牛の干肉料理です。

・Sate Padang(サテパダン)
 サテ・パダンは西スマトラで広く食べられている料理。焼いた牛のモツに香辛料・ココナッツミルクを煮詰めたソースをかけて食べます。

サテパダン

 

・Soto Betawi(ソトブタウィ)
 野菜や肉を煮込んでココナツミルクを加えたクリーミーなスープです。

・Gado-Gado(ガドガド)
 温野菜のサラダです。ピーナッツソースをかけていただきます。

ガドガド

 

・Ketoprak(クトゥプラッ)
 ヤシの葉で編んだ包みにご飯を入れて蒸した、ちまきのように固まっているクトゥパット(Ketupat)を小さく切り分けたものと野菜をココナッツミルクの中でかき混ぜて食べます。

・Gudeg(グドゥッ)
 ジャックフルーツ、鶏肉、卵、タケノコ、キャサバの葉などを甘辛く煮たものです。

グドゥッ

 

・Sate Lilit(サテリリット)
 串の回りに香辛料を混ぜ込んだひき肉をつけて焼く串料理。

・Nasi Liwet(ナシリウェット)
 ココナツミルクで煮込んだご飯をバナナの葉に盛り、鶏肉、卵、野菜の煮物などを添えた料理です。

・Betutu(べトゥトゥ)
 アヒルを丸ごと一匹バナナの葉で包んでじっくりとむし焼きにした料理です。

べトゥトゥ

 

・Ayam Taliwan(アヤムタリワン)
 チリソースを地鶏に塗ってこんがり焼いたものにプルチン・カンクン(ゆでた空芯菜)などの付け合わせと一緒に頂く料理です。

参考:インドネシア共和国観光省

実際に訪れてみて

 インドネシアは先進的な都会と牧歌的な田舎を合わせ持った国でした。

 ご飯が美味しく、人は明るく、物価も安くて過ごしやすかったです。個人的には、ジャカルタなどの都会よりもビーチや自然を楽しめるエリアの方が滞在していて面白かったです。

 インドネシアを旅行するに当たって、アドバイスや感想を箇条書きしたのでご参考までにどうぞ。

・衛生的に怖くなければ是非ローカルレストランや屋台といったご飯を試すべし! 安くて美味くて安い!

・バリ島からジャワ島の移動の際、バスで行くとバスごと船に乗るのでテンション上がる。

・バイクをレンタルして島を駆け巡るのが楽しい! 外国で運転する際の注意事項はコチラ

・バイクをレンタルする際には雨具の準備を忘れない事。スコール時にレインコートを買おうとするとボッタクられるかも。

・ナシチャンプルーがバカうまいので試すべき。インドネシアのぶっかけ飯。

好きなおかずを選べる

・コピアルク(ジャコウネコのフンのコーヒー)はまあまあ。

コピアルク

・バリ島は1人で行っても割と楽しめる。

・ただしビーチはカップルだらけなので爆死する。

 

 少しですがインドネシアについての記事もあるのでコチラをどうぞ。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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