ポンテリッドとは?
ポンテリッドは新しいシーシャのヒートマネジメントシステム(以下HMS)です。
HMSはシーシャに使う「炭」を管理するための器具で、これを使うことによってシーシャ作りに幅が出てきます。世には数多のHMSが存在しますが、それぞれに個性があってシーシャの味や煙を豊かなものにしてくれています。
今回ご紹介するのは、新橋のシーシャカフェバーポンテが作った通称「ポンテリッド」です。
作るに当たって、このブログの管理人もあれこれ提案しており、この記事は「ポンテリッドの説明書」としてお読み頂ければ幸いです。他のHMSでは真似しにくい独特な利用方法が可能となっており、是非試して頂きたく思います。
文章を読むのが面倒臭いという方に向けて、最後に動画でも説明をしています。
ポンテリッドの特徴
主な特徴は以下の3つとなっております。
・テフロン加工:保温効果◎
・専用の蓋付き:吸い出しに最重要
・被せる部分に爪がない:最も重要なポイント(後述)
シンプルにまとめましたが、たったこれだけの性能で面白い作り方ができるのです。
それでは本題の↓↓へどうぞ。
オススメのシーシャの作り方と立ち上げ方
〜用意するもの〜
ポンテリッド、80feetボウル、フレーバー、アルミ、アルミに穴をあけるもの(針やたこ焼きの棒、爪楊枝など)シーシャ
使うボウルはこちら「80feet」です。
まず、形だけ簡潔に説明させて頂きます。
・ボウルにかなりふんわりめに盛る(最終15グラム前後)
・ボウルのフチを越えるように盛る(以下画像参照)
・フチからはみ出る部分は内側に空間をあける(以下画像参照)
・アルミで橋渡しをする(理由後述)
・アルミをふわっと被せてフレーバーをできる限り潰さないように張る(ピン張りしない)
・穴を外側2周分あける。穴は細かく多くではなく、やや大きめに少なめにあける(以下画像参照)
・ポンテリッドを乗せて、フラット炭を横置きで3つ置く(キューブでも3つ)
・炭を置いたら蓋を閉めて間髪入れずに吸い出す(炭がカンカンに焼けていればすぐに煙が出る)
・吸い出しは100%の力で吸い込まず、ゆっくりとボウル全体に火を通すイメージ
・蓋をあけたり、炭を立てたりして火力を調節する
・少し強いかな?というくらいまで上げてから、蓋を外して最終調整
説明
下にまで火が通るように、かなりふんわりめに盛ります。しかし、ふんわり盛りすぎるとフレーバーが十分な量入らず、寿命を縮めてしまいます。量を担保するために高く、フチをはみ出すまで盛ります。
このふんわり盛りを崩さないために、アルミはふわっと張ります。
アルミの橋渡しは保険です。初めの吸いが強すぎたり、フチより上の部分の内側にフレーバーが盛られすぎていたり、アルミ張りでフレーバーを潰しすぎてしまうと、空気が上手く回らず吸えなくなってしまいます。上手にできる方は必要ありません。
間髪入れて吸い出すことが肝です。炭が黒く鎮火する前のカンカンに赤い状態で吸い出すことが重要です。
この作り方の面白さは、蒸らしを一歳必要としないですぐに吸えるという点と、吸いでフレーバーに熱を入れるコツを掴めるようになるという点です。フレーバーに熱が入るにつれて徐々に味が変化していくのを観察できるのです。さらに、ファンネルボウルでも序盤から下のフレーバーにまで火が通りやすいというのも面白い点です。
ポンテリッドの特徴の1つに挙げた「被せる部分に爪がない」ことによって、ふんわりと張ったアルミを破くことなく被せることができるのです。これは、ボウルの上に載せるタイプのHMSや、爪付きのターキッシュリッドでは難易度が高く、できないこともないが特化していないという感じです。
もちろん、ゆっくり蒸らして作るやり方でも美味しく作れます。蒸らして作るなら、やや長めに蒸らしてHMSに熱が入りきるのを待ちます。
こんなやり方もあるんだあという感じで捉えて頂ければ幸いです。
動画
動画で見たいという方のために以下に貼っておきます。
最後に
シーシャは器具1つで味や煙感が全く違うものになります。
色々な作り方があって、十人十色の面白さがあります。そんなシーシャの選択肢の1つになればという思いで今回の「ポンテリッド」の作成に至りました。
もしこの記事での説明でわからないことや、上手くいかないことがあったら、お気軽にSNSで僕にご質問頂ければと思います。もちろん、直接お店で聞いてくれても、とても嬉しいです。
新橋へお越しの際には是非お立ち寄りくださいませ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!