マレーシア(クアラルンプール)へやってきた最大の目的はシーシャです。
シーシャの本場であるイスラムの文化が融合したこのマレーシアでは、きっと日本にはないシーシャが楽しめると期待は高ぶるばかりです。
海外でのシーシャで美味しさのあまり感動! なんて経験はまだありませんが、今回はかなり楽しみです。
普通に街中にシーシャが飾られているのにテンションが上がります。それぐらい身近なものということなんでしょう。
ではまず有名な「サハラテント」へ。隣にはセブンイレブンの偽物みたいな店があります(そしてその隣には本物のセブンイレブンがあります)。ご飯も美味しいと聞きましたが、今回はシーシャのみで利用します。
店の前で並んでいる人たちはおそらくバスを待っていたと思います。
店内へ入るとすぐに店員さんがやってきました。シーシャが吸いたいぜと伝えると外の席に案内されました。
マレーシアでは屋内喫煙は禁止なのかな? 調べてみると2019年の1月1日から飲食店での喫煙が禁止になったそうで、水煙草やベイプなども例外ではないそうです。
店から3メートル離れていれば吸っても良いそうですが、テラス席は店外扱いなんでしょうか? とにかくシーシャを待つ間青りんごソーダを飲みながらずいぶんと年季の入ったメニューを眺めていました。
フレーバーは全部「アルファーヘル(AL FAKHER)」でした。頼んだのはダブルアップル。本場のダブルアップルはどんなもんじゃああと頼んでみましたが、ここで僕はアラビックシーシャの初の洗練を受けることになりました。
盛大に咳き込み、慌てて持っていた水で喉を潤しました。
「焦げてる……一口目からばっちし焦げてる……」
もはや焦げているのではなく、焦がしているのです。シーシャの好みは人それぞれですが、日本のシーシャで初めから問答無用で焦がしてくる店はまずありません。
なんとか吹きながら少しずつ吸いましたが、いかんせん辛い辛い。普段はシーシャ屋に行ったら平気で4、5時間いる僕ですが、1時間もせずに退散しました。
断っておきたいのですが、決してここのシーシャが不味いと言っているのではありません。先程も申しました通りシーシャの好みは人それぞれです。
普段タバコも吸わない僕のお子ちゃまな喉には刺激が強すぎるシーシャだったというだけです。現に何組ものお客さんたちは美味しそうに煙をふかしていました。
サハラテントの場所を下に置いておきます。
気を取り直して二軒目です。ブキッビンタンの「アロー通り」という屋台街を抜けた先にあるシーシャ屋さん。検索しても出てこなかったのですが、でっかい金ぴかシーシャが印象的な入口でした。街歩きをしていれば目立つのですぐに気づくと思います。
ここではアラブ人みんな大好きミントティと一緒にホワイトグレープ味のシーシャを頼みました。
紅茶にミントをたくさん入れ、砂糖をどばどば入れて頂きます。
良く思うのですが、アラブ人が一番甘党な人種に違いありません。お菓子も甘々で、スイーツの行列におじさんたちが列を作っているのを見るとなんだか可愛いです。
ミントティーは一口飲んで顔をしかめる人もいますが、僕は割と美味しく飲めます。中のミントまで食べているのを見たことがありますが、そこまでは無理です。
こちらのシーシャも焦げていて辛かったですが、前回のよりもまだ火力が弱く、僕でもギリギリ吸えました。
そして三軒目、「ドリームカフェ」ですが、ここのシーシャが一番僕好みでした。場所が少し分かりづらく、二階へ上がるための階段を探してグルグルしました。クラブの入口みたいな階段で、なんだか入りづらかったですが中は普通にカフェでした。
靴を脱いで上がる席があったのでそこに決め、ターキッシュコーヒーを飲みながらレモンミント味のシーシャを頂きました。
ここではまず頼んだシーシャが運ばれて来た後に、別の人がやってきて炭をのせてくれます。作っている人と炭替えの人が別々なのか、とにかくこのシステムが僕の口に合った一番の理由だと思います。
吸い出しから自分でやらなくてはいけないので、焦がさずに自分で火加減を調節して吸う事ができました。ここには何度か足を運ぶことになりました。
シーシャ屋は社交場の様です。現地の人たちは何本かをみんなで回し吸いながら楽しそうに談笑しています。
いかにもシーシャが好きそうなアラブのおじさんたちはもちろん、スーツを着たビジネスマン風の人やカップルなんかも吸いにきていました。印象的だったのは女の子たちもよく見かけたことです。若い今風のお洒落な子たちが夕方頃(大学終わり?)によくあらわれていました。
地図を下に置いておきます。グーグルマップだと「The Roof Cafe」となっていますが、現地でのお店の名前画は「Dream Cafe」となっていました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!