【オマーンてどんな国?】
オマーンがどこだかご存じですか?
ドバイの隣、サウジアラビアとイエメンとも隣接している中東のスルタン(王様)が統べる国です。
なんとここ、あの有名な「船乗りシンドバッド」の舞台にもなっているそうですが、いまいち日本人からの知名度は低めです。
今回訪れてみて、一般的に中東と言われて思い浮かぶ通りの国という風に感じました。例えば、石油がたくさんとれる、砂漠がある、イスラム教、女性は目以外は全て服で身体を隠している(実際には目すら隠している方も見かけました。シースルーになっているタイプです)などです。
実際、ムスリム国家でも顔を隠していない女性がたくさんいる国もありますが、ここオマーンではイスラム教の規律は厳しく守られていて、外を歩く女性ですら珍しく感じました。そんなミステリアスな国オマーン、まずは首都であるマスカットを観光してきたのでご紹介したいと思います。
マスカット国際空港がめちゃくちゃキレイ!
まず降り立って初めに感じたこと、それはマスカット空港の綺麗さと静けさです。普通空港といったらがやがやごちゃごちゃしていますが、ここは咳払いが響くくらい静かでした。
空港内はもちろんピカピカで、カフェやコンビニエンスストアなど最低限の施設のみでした。
マクドナルドやKFCは市内まで行かないとありません。僕はフライトで疲れていたので少し寝てから空港を出ましたが、このレベルなら空港泊も全然苦にならなそうでした。
空港の外にはすぐバス停があり、それを使って市内、または別の町まで行くことができます。
ロイヤルオペラハウスマスカット
早速観光しようということで、まず初めに向かったのは「オペラハウス」です。僕は正直ここは、なんだかなあという感想でした。
「確かに綺麗な建物だけれど、そんなに言うほどかなあ」
そんな風に思っていたのですが、夜の姿は全く別の姿を見せてくれました。
上手く写真に撮れなかったのですが、床がピッカピカに磨いてあるのでオペラハウスがそのまま床に写っていました。なんでも1,000人以上が入れるという劇場らしく、何組かの育ちの良さそうなカップルたちがデートしていました。
スルタンカブースグランドモスク
ここはほとんど何の下調べもせずにやってきたのですが、その迫力に圧倒されました。
それもそのはず、調べてみるとこの「スルタンカブースグランドモスク」は世界で2番目に豪華と言われているすごい場所だったのです。(じゃあ1位はどこなのさ! ということですが、恐らくアブダビの「シェイク・ザイード・グランド・モスク」 かメッカの「カーバ神殿」なのではと予想します)とにかく、世界中にあるモスクの中で2番目とは大変な事です。なんでも最大で20,000人もの人数を収容することができるんだとか。
靴を脱いで入るのですが、下駄箱がもうカッコ良かったです。
モスクの中に入るまで割と歩きますが、その絢爛な造りをキョロキョロ見回しながら歩いているとすぐに着いてしまいます。
イスラム教は偶像崇拝が禁止されているため、神様の絵や像などは一切ありませんが、そのおかげでいたるところ(柱や扉など)に可愛い模様がほどこされています。
イスラム圏の扉が好きすぎて、カッコイイ扉を見つけては写真に撮ってコレクションしていました。
モスクの内部には2つの大きな特徴があります。まず1つ目は床に敷き詰められているカーペット。これはなんと重さにして21トン、 製作費に4年もかかっており、 それもそのはず、なんと手織りで作られているそうです。
しかし、このとき僕は絨毯に全然注目できませんでした。
なぜなら、頭上のシャンデリアが目立ち過ぎていたからです。これが2つ目の特徴である特大シャンデリア、重量8.5トン、クリスタル600,000個使用しているそうです。それを知った時は、そんなもの吊るすな!と思いましたが、いざ見てみるとただただ綺麗でした。
みんな真下から均等に撮ろうと頑張っていましたので、僕も真似て撮ってみました。豪華絢爛とはこのことですね。
礼拝堂の正面です。
とことん模様のみで勝負しています。このようなムスリムの建物で使われる模様のことをアラベスク模様と言うそうです。
横の壁には本棚があり、何冊ものコーラン(イスラム教の経典)がありました。
最後に
「ロイヤルオペラハウスマスカット」はオペラを鑑賞しないなら夜に来ることをオススメします。
「スルタンカブースグランドモスク 」の荘厳さは僕の写真の技術では全く伝えきれていません。僕自身旅先で色々なモスクを見てきましたが、今のところここがダントツでナンバーワンです。マスカットへ訪れた際には立ち寄ってみることをオススメします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!