中東を旅行する際にまず始めに訪れた国はオマーンでした。
オマーンかイエメンかで悩んだのですが、当時一緒に旅をしていた友達が韓国人で、韓国人はイエメンに入るのがビザ的にめんどくさいということでオマーンにしたのでした。
日本のパスポートに匹敵する韓国のパスポート、日本人はオマーンに入るには観光ビザの取得が必要ですが、なんと韓国人はビザ無しです。
外国人と一緒にイミグレーションを通り抜ける際に悔しい気持ちになったのはその時が初めてでした。
そんなこんなでやってきたオマーンでしたが、結果的にとても楽しくてまた訪れようと思っています。次回はドバイから車で訪れようと思います。
今回はそんなオマーンでのある1日を思い出していきます。
朝
朝はよくパンを食べてチャイを飲んでいました。
色んな国でチャイを飲みましたが、オマーンのチャイはトップ3に入る美味しさだと思っています。どこのカフェで飲んでも美味しかったです。スパイシーな感じというよりも甘くてミルクティーに近い感じで日本人の舌によく合うと思います。
パンも結構美味しかったです。日本のような色々なお惣菜パンを売っているお店を見つけたので通っていました。
朝と言ってもいつも11時くらいに起きていたのですぐにお昼になります。
昼
宿に一度戻りダラダラして、お腹が空いたらまた外に繰り出します。
お昼ご飯は大抵ビリヤニ(炊き込みご飯)でした。ビリヤニといえばインドを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、オマーンにはインドやパキスタンなどからの出稼ぎ労働者がとても多いため、本場の味が楽しめます。
この日は夕方に特別なビリヤニを食べる予定だったのでカレーを食べました。もちろんカレーも本格的です。
腹ごしらえが済んだら海岸をブラブラします。海辺ではピクニックをしている人たちがたくさんいました。
ピクニックと言っても、日本のようにブルーシートを広げて〜というスタイルの人たちは少数派でした。イスとテーブルを用意し、各々で持ち寄った料理を並べていました。小さなシーシャを持ってきている人も2組ほど見かけました。
日本ならビール片手にフラフラしているおっちゃんとかがいそうなもんですが、ここではアルコールを飲んでいる人はいないようでした。テーブルの上には缶ジュースと水、そしてスピーカーで音楽を楽しんでいます。健全も健全ですね。
ただ、割とゴミが散乱していたりもしてありゃりゃとも思いました。まあ、その辺は日本でもそう変わりませんね。
日本とは圧倒的に違うと思ったのは警察だか警備員だかライフセーバーか分かりませんが、そんな感じの人が馬に跨って人々を監視していたことです。
海水浴を楽しんでいる人たちはかなり少数派のようで、足だけジャブジャブ浸かっている人たちが大半でした。浮き輪も見かけなければバナナボートやジェットスキーなんて存在していないようでした。
夕陽が綺麗でみんな写真を撮っていました。僕も御多分に漏れずパシャリ。
夜
お待ちかねの夕ご飯です。
この日はラクダを食べると前々から計画していました。色々な肉を食べてきましたが、ラクダはまだ未食です。友達と2人で少なくとも2つのラクダ料理を楽しめるということでワクワクしていました。
新しい食材にチャレンジするときのポイントは、なるべく余計な味付けをせずに楽しむことが大切です。そうすることで、ワニのパサつく野性味やヘビの筋肉質な弾力、カエルの柔らかくて泥臭い食感、鶏肉と卵の中間の味わいのバロットという風に知ることができます。
ステーキで頂ければ最高だななどと考えていたのですが、残念な事態に陥ったのでした。
僕らの訪れたお店は確かにラクダ料理が楽しめるということだったのですが、カレーとビリヤニしかないというのです。
ビリヤニは出汁が染み込んでいて美味しそうですが、カレーはどうだろうという話です。カレーの食材にして良いのは、既に味わったことのある食材だけなのです(偏見)。良くも悪くも食材のポテンシャルを均一化してしまうカレーという料理で初めてのラクダを食べるのはもったいないような気がしました。
しかし、その日はそれしかないというので仕方ありません。ラクダのビリヤニとカレーを頼みました。
ラクダのビリヤニは思っていたよりもラクダの肉がゴロゴロと入っていて美味しかったです。ただし、味が抜け切ってしまっていたのか、なんともインパクトのないお肉といった感じでした。柔らかく煮込んでありましたが弾力があり、スパイスのお陰か臭みは全く感じませんでした。
鶏肉、豚肉、牛肉の中だったら牛肉に一番近い感じです。それよりもカンガルーに似ている感じがしました。
カレーはもうカレー味しかしませんでした。予想通りです。美味かったですがラクダを感じられず無念です。いつの日かまたリベンジを果たしたいと思っています。
最後に
他にもオマーンに関する記事を少しですが書いているのでコチラのまとめをどうぞ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!